妊活を始めてから、タイミング法やAIH(人工授精)を経て、私はついに体外受精に踏み切ることを決めました。
決意した理由は2つ。
- とにかく早く妊娠したかったから
「このまま時間をかけていいのか?」という焦りがありました。
20代後半から妊活を始めましたが、半年、1年と経つうちに「できるだけ早く子どもがほしい」という思いがどんどん強くなりました。 - 体外受精が保険適用になり、チャレンジしやすくなったから
以前は高額なイメージがあった体外受精ですが、保険適用の範囲が広がったことで、費用負担が軽くなりました。
「金銭面の不安が少なくなった今がチャンスかも」と思い、決意しました。
こうして、私は人生で初めての採卵に挑むことになったのです。
初めての採卵
採卵までの刺激法は、病院の勧めで、私は アンタゴニスト法 で採卵することになりました。
【アンタゴニスト法のスケジュール】
- 月経開始3日目までに受診
採血と超音波検査を行い、治療開始。 - 卵胞を育てるための注射(FSH/HMG)
毎日自己注射を開始。 - 月経8日目頃:アンタゴニスト注射を併用
超音波検査で 最大卵胞が14~16mm以上 になったら、排卵を抑えるアンタゴニスト注射を追加。 - 月経11~12日目頃:排卵誘発剤の投与
卵胞が 16~18mm以上 になったら、hCG注射またはGnRHアゴニスト点鼻薬を使用。 - 投与から2日後:採卵
指定された日時に採卵を実施。
初めての自己注射
自己注射は ペンタイプの注射器 を使用しました。
最初はとても怖かったですが、看護師さんに打ち方を教えてもらい、なんとか自分でできるように。
刺すときは少し緊張しましたが、思ったほど痛みはなく、慣れればスムーズに打てました。
また、 リマインダー を活用して毎日決まった時間に忘れず注射。
自己管理が重要だったので、時間を守るように意識しました。
採卵前の体調と通院
予想以上に卵胞の成長が遅く、通院回数が増えてしまいました。
仕事を多く休む必要があり、不妊治療を周囲に言えなかったため精神的にも大変でした💦
また、採卵が近づくにつれ お腹が張って苦しくなる ことも…。
卵胞がたくさん育つほどお腹の張りが強くなるとは聞いていましたが、実際に経験するとしんどかったです💦
採卵は静脈麻酔で実施しました。
眠っている間に終わるので、痛みはまったく感じませんでした。
採卵後も、痛み止めを飲んでいたためか、ほとんど痛みはなく、想像していたよりもずっとラクでした。
しかし… 絶飲食がつらかった!😢
静脈麻酔のため、前日の0時から採卵当日の8時まで絶飲食。
しかも、夏場で水も飲めないと言われ、もう倒れそうでした💦
痛みよりもこの絶飲食が、一番しんどかったです(笑)。
採卵結果は…?
無事に採卵が終わり、結果は卵胞10個!
受精方法はスプリット法(体外受精と顕微授精の両方を試す方法)を選択しました。
- 体外受精(ふりかけ法):5日目胚盤胞 4AA・4BA
- 顕微授精(ICSI):5日目胚盤胞 4BB
- 合計 3個凍結!
先生からも「この中のどれかで妊娠できるでしょう」と言われ、かなり心強かったのを覚えています。
「これだけの卵ができたなら、きっとすぐに妊娠できるはず…!」
そんな期待を胸に、私は次のステップへ進むことになりました。
(続く)
🔹次回予告:「初めての移植とその結果」
採卵を終えて、ついに待ちに待った移植へ…。
この時は、「きっとすぐ妊娠できる!」と楽観的に思っていたのですが…。
次回もリアルな体験談をお届けします!✨
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