妊活を始めた頃、私は自己タイミングはほとんど取らず、最初からクリニックでのタイミング法に取り組みました。もともと避妊をしていたこともあり、「病院でしっかり診てもらったほうが早く妊娠できるのでは?」と思ったからです。
タイミング法の進め方
私が通ったクリニックでは、排卵日を正確に予測するために以下の方法を取り入れていました。
- 基礎体温の記録:毎朝決まった時間に測定し、グラフに記録。
- 超音波検査:通院時に卵胞の成長を確認。
- 尿中LH(黄体形成ホルモン)検査:排卵のタイミングをチェック。
- クロミッドの服用:排卵を促すために処方。
1周期あたり約3回ほど通院し、医師の指示のもとタイミングを取るようにしていました。
仕事をしながらの通院でしたが、自宅から近いクリニックだったため、お昼休みなどを利用して通うことができたのは助かりました。
タイミング法を6回試しましたが、結果はすべて陰性。20代後半では6回のタイミング法で約80%の人が妊娠すると聞いていたので、「そろそろ妊娠できるはず」と思っていたのですが、なかなか結果が出ず焦りが出てきました。
AIH(人工授精)へのステップアップ
タイミング法で結果が出なかったため、次のステップとしてAIH(人工授精)を試すことになりました。ただ、私はあまり時間をかけたくなかったこと、AIHの成功率がタイミング法とそれほど大きく変わらないと聞いていたことから、AIHは1回のみ実施し、うまくいかなければ体外受精へ進むことを決めていました。
AIHの流れはタイミング法とほとんど変わらず、排卵日を予測しながら進めていきます。ただし、夫の精子を事前に準備し、持ち込まなければならなかったため、スケジュール調整が必要でした。当時、夫は繁忙期でとても忙しく、精子の採取タイミングや通院のスケジュールを合わせるのが大変だったのを覚えています。
結果として、AIHでも妊娠には至らず、私は次のステップとして体外受精へと進むことを決断しました。
振り返ってみて思うこと
タイミング法やAIHは、「妊娠までの第一歩」として多くの人が取り組む方法だと思います。しかし、必ずしもすぐに結果が出るわけではなく、うまくいかないこともあると身をもって感じました。私はできるだけ早く子どもがほしかったので、AIHの段階で長く時間をかけるのではなく、早めに体外受精に進んだことは自分にとって正しい選択だったと感じています。
不妊治療は人それぞれのペースがあるので、何が正解かはわかりません。ただ、私の経験が、これから妊活を始める方や不妊治療を考えている方の参考になれば嬉しいです。
次回は、私が体外受精に踏み切った理由や、実際の治療について詳しくお話ししたいと思います!
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